2018年12月20日木曜日

冬休みの過ごし方

綾瀬個別指導学院(講師編)です。

今年も残すところあとわずかです。年末年始楽しみにしている子供たちも多いと思います。そこで気をつけたいのが体調管理です。

この時期は空気乾燥するためインフルエンザなどに注意が必要です。年末年始楽しく過ごすためにも、手洗い・うがいをしっかりして予防するようにしましょう。


受験生にとってはいよいよ入試迫ってきました。体調管理気をつけて最後の追い込みを頑張ってください。











皆様、良いお年をお迎えください。












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2018年12月14日金曜日

必要条件と十分条件

綾瀬個別指導学院(講師編)です。

今回は、必要条件十分条件についてです。









命題p⇒qであるとき、qpであるための必要条件pqであるための十分条件といいます。しかし、生徒にとってこれがややこしく感じるようで、必要条件なのか十分条件なのかわからなくなってしまうようです。

そこで、少しでもわかりやすくなるように次のような命題に挙げてみましょう。

p:「ビールを飲む」q:「20歳以上」とすると、p⇒qとなります。「ビールを飲む」ならば「20歳以上」でなければいけません。よって、この命題正しいです。


では、「20歳以上」であることは「ビールを飲む」ためには必要条件ですよね。逆に「ビールを飲む」ことは「20歳以上」であるための必要条件ではありません。20歳以上であるためにはビールを飲むことが必要というのはおかしい話です。別に飲めなくても20歳以上であるために関係しません。よって十分条件です。











この命題の逆は成立しません。すなわち、q⇒pは偽となります。このことからも上の結論が得られると思います。










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2018年12月11日火曜日

放射性元素の崩壊と微積分

綾瀬個別指導学院(講師編)です。

今回は、放射性元素の崩壊微積分についてです。









k0でない定数とするとき、指数関数f(x)=e^kx微分すると
         f'(x)=ke^kx=kf(x)
となります。

この関係f'(x)=kf(x)は、放射性元素の崩壊現象など、自然現象にもよく現れます。yxの関数k0でない定数とするとき、次の微分方程式を解いてみましょう。
            y'=ky

(i) y=0は明らかにとなります。
(ii) y≠0のとき、方程式を変形すると
        (1/y)dy/dx=k
両辺をxで積分すると
      ∫(1/y)dydx/dx=kdx
           ∫dy/y=kdx
           log|y|=kx+C (Cは任意定数)
                                      |y|=(e^C)e^kx
                                         y=±(e^C)e^kx

ここで、±e^C=AとおくとA0以外の任意の値をとります。(i)で求めた解y=0は、y=Ae^kxにおいて、A=0とおくと得られます。したがって、求めるy=Ae^kx, Aは任意定数となります。


ところで、同じ原子核では、同一時間内崩壊する原子核の数は、そのとき存在する原子核の数比例します。

よって崩壊の式は、t=0における放射性原子核の数N0, 時刻tにおいて崩壊しないで存在する数N, 半減期Tとすると
          N=N0(1/2)^t/T
となります。












y=Ae^kxと崩壊の式を比較してみると、微分方程式y'=kyと関係が深いことが分かります。













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2018年12月5日水曜日

交流回路と微積分

綾瀬個別指導学院(講師編)です。

今回は、交流回路微積分についてです。









前回、誘導起電力の式
          V=V0sinωt …①
微分によって求めることができました。今回は、交流回路におけるコイルに流れる電流の式コンデンサーに流れる電流の式を、微積分を用いてそれぞれ求められることを説明します。


コイルに流れる電流が変化するとき、その変化を打ち消す向きにコイルに誘導起電力が生じます。これを自己誘導といいます。そこで、コイルに生じる誘導起電力を考えます。

I[A]電流が流れているソレノイドコイル(単位長さ当たりの巻数n, 長さℓ)内部の磁束密度B=μ0nIμ0は真空の透磁率)となります。

コイルを貫く磁束Φ=BS=μ0nIS, コイルの巻数N=nℓですから、時間Δt[s]の間に電流ΔI[A]変化するとき、ファラデーの電磁誘導の法則により
       V=-NΔΦ/Δt=-nℓμ0nSΔI/Δt
ここでμ0n^2ℓS=Lとおくと V=-LΔI/Δt となります。

この式の比例定数Lはコイルの自己誘導の大きさを表し、これを自己インダクタンスといいます。この式は、誘導起電力V電流I時間tに対する平均変化率であることを表しています。したがって、瞬間の変化率
          VL=-LdI/dt …②
となります。


①、②式より、コイルに流れる電流の式を求めることができます。まず、回路に電流が流れるということは、1周して戻ってくると電位が元通りになる(キルヒホッフの法則)ということだから
                          V+VL=0
                                V=-VL=LdI/dt
                ∴ dI/dt=V/L=V0sinωt/L …③

③式の両辺を時間tで積分すると
                            I=V0sinωtdt/L
                              =(V0/L)sinωtdt
                              =V0(-cosωt)/ωL
ここで、-cosωt=sin(ωt -π/2)より
                 I=I0sin(ωt -π/2) (ただし、V0/ωL=I0


次に、平行板コンデンサーの極板の向かい合う面上にたまった電荷によって、極板間に一様な電場が生じます。

極板の電気量Q[C], 面積S[㎡]とすると、極板間の電場の強さE[V/m]
                               E=4πkQ/S …④
となります。

極板間の電位差V[V], 間隔d[m]とすると、④式から
                               V=Ed=4πkdQ/S
となります。

ゆえに、Q=SV/4πkdとなるから、QV比例します。この比例定数Cとおくと
                       Q=CV …⑤ (ただし、C=S/4πkd
Cコンデンサーの電気容量といいます。

また、電流I電気量Q時間tで微分することによって得られるから
                             I=dQ/dt …⑥


①、⑤、⑥式より、コンデンサーに流れる電流の式を求めることができます。
I=dQ/dt=CdV/dt=CV0dsinωt/dt=ωCV0cosωt
ここで、cosωt=sin(ωt+ π/2)より
      I=I0sin(ωt+ π/2) (ただし、ωCV0=I0


抵抗値Rの抵抗自己インダクタンスLのコイル電気容量Cのコンデンサー直列に接続し、これに交流電源をつないだとき、流れる電流I=I0sinωtとすると、抵抗に加わる電圧VRは、オームの法則より
          VR=RI0sinωt
コイルに加わる電圧VLは、
          VL=ωLI0sin(ωt+ π/2)
コンデンサーに加わる電圧VC
          VC=(I0/ωC)sin(ωt- π/2)
と表されます。










回路に加わる電圧 V=VR+VL+VC を計算すると、交流回路のインピーダンスを求めることができます。 









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2018年12月3日月曜日

12月模試 受験のすすめ

綾瀬個別指導学院(講師編)です。


今年も残り1ヶ月を切りました。年明けからは本格的受験シーズン到来です。受験生の皆さんは今まさに追い込みをかけていると思います。

そこで、ぜひ12月の模試を受けてください。出題範囲各教科ともほとんど本番変わりません。ですから、本番近い形受験することができます。


年内最後の模試で今の自分の実力確認し、年明けに向けて仕上げていきましょう。











12月の模試は必ず受けるようにしましょう。







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2018年11月28日水曜日

水と水蒸気の体積比

綾瀬個別指導学院(講師編)です。

今回は、水蒸気体積比についてです。








から水蒸気変わると、体積約1700倍になると言われています。なぜそうなるのか確かめてみましょう。


考えやすくするために、標準状態0℃, 1atm1mol沸騰させて水蒸気にします。このときの質量18gになります。(分子量18より)

の場合、体積1gあたり10^-6㎥(1㎤)ですから、18gなら 18×10^-6㎥になります。


次に、水蒸気体積を求めます。求めるには理想気体の状態方程式を用います。100℃, 1atm1mol水蒸気体積Vは、pV=nRTより
     V=1×8.3×(100+273)/1.013×10^5
       ≒31×10^-3㎥
(ただし、1atm=1.013×10^5Pa, 気体定数R=8.3J/(mol・K)とします)
になります。

実際は、100℃になると体積若干膨張しますが、ほぼ同じなので18g水蒸気になったと仮定しています。


最後に、体積比を求めると
31×10^-3/18×10^-6≒1722
となります。











確かに、水から水蒸気に変わると、体積は約1700倍になることがわかります。









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2018年11月26日月曜日

冬期講習のお知らせ

綾瀬個別指導学院(講師編)です。

綾瀬個別指導学院では、12/25(火)~28(金)、1/4(金)5()7(月)8(火)にかけて冬期講習を実施致します。







皆様、是非ご参加ください。








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2018年11月22日木曜日

ガウスの法則と微積分

綾瀬個別指導学院(講師編)です。

今回は、ガウスの法則微積分についてです。










高校物理では、電気量Q[C]の帯電体から出る電気力線総数4πkQ本であると学びます。説明は次のようにされると思います。


正電荷を中心とする半径r[m]球面S上では、電場の方向は球面S垂直で、電場の強さクーロンの法則により
        E=kQ/r^2 [N/C] …①
となります。

S貫く電気力線の数単位面積当たりE本であると定義し、Sの面積4πr^2[㎡]ですから、S貫く電気力線の総数N本とすると
       N=E×4πr^2=4πkQ …②
となります。


これが高校物理での説明になります。しかし、ガウスの法則は一般に積分形で表されます。微積分を用いてもう少し掘り下げて説明したいと思います。


電荷Qを持つ点電荷からはN本電気力線が出ているとします。電荷から発生する電気力線の本数電荷の大きさ比例するとしたので、比例係数1/εとして
            N=Q/ε
とします。

この点電荷を中心として、半径r球面Sでの電気力線の密度について考えます。球面Sの面積4πr^2ですから、電気力線の密度
        N/4πr^2=Q/4πεr^2
となります。

ここで、①、②式より次の関係式が成り立ちます。
     E=N/4πr^2=kQ/r^2=Q/4πεr^2

これにより、両者の比例係数の間には
            k=1/4πε
という関係式が成り立ちます。kクーロンの法則の比例定数といい、ε誘電率といいます。


ここまでが準備段階です。ガウスの法則を説明する前段階として、微小な面積dSを持つ曲面を考えます。微小面積dS上では、それを垂直貫く電場Eが存在し、E電気力線の密度を表しているので、この面を垂直貫く電気力線の本数dN
            dN=EdS
と表すことができます。

次に、微小な面積を持つ平面をつなぎ合わせてある閉曲面Sを作ったとします。この曲面S垂直貫く電気力線の本数N
          N=∫dN=∫SEdS
と表すことができます。

ここで、S積分閉曲面Sの領域全てに適用することを意味します。


いよいよ本題です。ガウスの法則とは、「ある閉曲面垂直貫く電気力線の本数はその曲面の内部に存在する電荷の総量Q比例し、Q/ε等しい」ことであり、積分形で表すと次のようになります。
           ∫SEdS=Q/ε

ただし、今までの説明は全て点電荷におけるガウスの法則です。一般的な形とは異なりますので、ご注意ください。


最後に、点電荷において閉曲面垂直貫く電気力線の本数
            ∫SEdS
です。さらに、SdSガウスの法則適用している曲面の面積を意味しているので
           ∫SdS=4πr^2
         ∴ SEdS=E4πr^2
となります。

ガウスの法則適用すると
           ∫SEdS=Q/ε
          E4πr^2=Q/ε
                          ∴ E=Q/4πεr^2


このようにして、ガウスの法則適用することである曲面上における電場を求めることができます。この結果は、クーロンの法則で与えた点電荷による電場そのものになります。














つまり、クーロンの法則は点電荷に対してガウスの法則を適用した結果として得られる法則なのです。










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2018年11月20日火曜日

錐体の体積と積分

綾瀬個別指導学院(講師編)です。

今回は、錐体の体積積分についてです。








積分面積だけでなく、体積も求めることができます。

ある立体が区間a≦x≦bにおいて、座標xである点を通りx軸に垂直な平面による立体の切り口の断面積S(x)とすると、体積Vは次の式で与えられます。
         V=∫(a~b)S(x)dx

なぜこうして求められるのか簡単に説明します。


区間a≦x≦bn等分し、その分点の座標をaに近い方から順にx1, x2, …, xn-1 とします。また、a=x0, b=xn, (b-a)/n=Δx とおきます。そして、各分点を通りx軸に垂直な平面でこの立体を分割します。このとき
                                                                                    n
Vn=S(x1)Δx+S(x2)Δx+…+S(xn)Δx=∑S(xk)Δx
                                                                                  k=1
とすると、n→∞のときVnVと考えられます。したがって、区分求積法と定積分の関係から
                                n
V=lim(n→∞)∑S(xk)Δx=∫(a~b)S(x)dx
                              k=1
となります。


では、実際に錐体の体積積分を用いて求めてみましょう。底面積S, 高さhの錐体において、座標xである点を通りx軸に垂直な平面による錐体の切り口の断面積S(x)とします。この断面底面相似になります。

よって、断面底面相似比x:hですから、面積比S(x):S=x^2:h^2

よって S(x)=Sx^2/h^2

したがって
V=∫(0~h)S(x)dx=(S/h^2)∫(0~h)x^2dx
  =(S/h^2)[x^3/3](0~h)=Sh/3










錐体の体積は÷3をする理由が、積分によって説明することができます。










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2018年11月16日金曜日

運動方程式とエネルギー保存則

綾瀬個別指導学院(講師編)です。

今回は、運動方程式エネルギー保存則についてです。










エネルギー保存則は、運動方程式 ma=F の両辺に速度vを掛けて時間tで積分することで導くことができます。
           mav=Fv
       d(mv^2/2)/dt=Fdx/dt …①

次に、①式の両辺をtで積分すると
             ∫d(mv^2/2)dt/dt=∫Fdxdt/dt …②

ここで、②式の右辺は ∫Fdx であり、物体がされた仕事W一致します。左辺は初速度v0, 変化した速度vとすると、②式は
     (mv^2/2)-(mv0^2/2)=W …③
となり、物体の運動エネルギーの変化は、物体がされた仕事等しいことがわかります。

また、保存力の定義 F=-dU/dx より
       W=∫Fdx=-∫dUdx/dx=U0-U
となります。


この式と③式から次の式が得られます。
      (mv0^2/2)+U0=(mv^2/2)+U
ただし、U0保存力受ける前位置エネルギーU保存力受けた後位置エネルギーです。










この式が表すことは、物体に加わる力が保存力のみである場合、物体の力学的エネルギーは保存されるということがわかります。











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2018年11月14日水曜日

運動方程式と運動量保存則

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今回は、運動方程式運動量保存則についてです。









運動量保存則は、運動方程式 ma=F の両辺を時間tで積分することで導くことができます。
          m∫adt=∫Fdt …①

ここで、力積Iは、力F時間tの関係を示したF-t図面積から求められるので、①式は
         m∫dvdt/dt=I …②
と表すことができます。

さらに、力積受ける前速度v, 力積受けた後速度v'とすると、②式は
           mv'-mv=I …③
となり、運動量の変化受けた力積等しいことがわかります。


最後に、物体A, B衝突する前後で、A, Bの運動量の和変わらないことを次のように示します。

速度v1で運動する質量m1物体Aが、速度v2で運動する質量m2物体Bに追いついて衝突し、速度がそれぞれv1', v2'になったとします。

このとき、BAから受ける力Fとすると、作用・反作用の法則によって、ABから受ける力-Fとなります。③式から、このときの運動量の変化と力積の関係は、
       Aについて m1v1'-m1v1=-I
       Bについて m2v2'-m2v2=I
となります。

この2式を辺々加えると、次の式が得られます。
        m1v1+m2v2=m1v1'+m2v2'










この式が表すことは、全体の運動量は変化しない、すなわち運動量が保存されるということがわかります。










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2018年11月12日月曜日

運動方程式と力学的エネルギー保存則

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今回は、運動方程式力学的エネルギー保存則についてです。








力学的エネルギー保存則は、運動方程式から導くことができます。まず、次のような運動方程式を立てます。
          ma=-kx+mg
これは重力mg弾性力-kxが働いている物体の運動方程式です。

この運動方程式の両辺に速度vを掛けます。
         mav=-kxv+mgv …①

次に、両辺を微分形で表します。①式は
  d(mv^2/2)/dt=d(-kx^2/2 +mgx)/dt …②
微分形で表すことができます。

左辺は運動エネルギー、右辺は弾性力による位置エネルギー重力による位置エネルギーのそれぞれ時間微分の形になっています。なぜこうなるのか確かめてみましょう。


まず、②式の左辺は
d(mv^2/2)/dt=(m/2)dv^2/dt
         =(m/2)2vdv/dt=mav
となるので、①式の左辺と同じになります。

次に、②式の右辺は
d(-kx^2/2 +mgx)/dt=d(-kx^2/2)/dt +d(mgx)/dt
                                  =(-k/2)dx^2/dt +mgdx/dt
                                  =-kxv+mgv
となるので、①式の右辺と同じになります。


最後に、②式の右辺を左辺に移項すると
              d(mv^2/2 +kx^2/2 -mgx)/dt=0
という形になります。










この式が表すことは、運動エネルギーと位置エネルギーの和(力学的エネルギー)を、時間微分したら0になるということです。つまり、力学的エネルギーは常に一定になるので、力学的エネルギーは保存されるということがわかります。








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2018年11月8日木曜日

仕事と微積分

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今回は、仕事微積分についてです。








前回物理における仕事定義は、ベクトルの内積であることを説明しました。しかし、仕事には別の求め方があります。

がする仕事は、横軸に移動距離x, 縦軸に力FをとったF-x図における面積で表されます。したがって、x=aからx=bまで物体が移動するときに、がする仕事積分を用いて次のように求めることができます。

         W=∫(a~b)Fdx


では、具体的にいくつかを挙げていきます。

1つ目は、弾性力のする仕事です。ばねが物体にする仕事Wは、ばねが自然の長さの位置からa[m]伸びたとき、次のように求められます。
  W=∫(a~0)(-kx)dx=[-kx^2/2](a~0)=ka^2/2

ここで、-kx負の符号をつけたのは、力の向き負の向きであるからです。

2つ目は、コンデンサーを充電するときの仕事です。コンデンサーを充電するときの仕事Wは、次のように求められます。
  W=∫(0~Q)Vdq=∫(0~Q)(q/C)dq
   =(1/C)[q^2/2](0~Q)=Q^2/2C=CV^2/2


最後は、万有引力のする仕事です。地球の中心から距離aの点にある物体がもつ万有引力による仕事Wは、無限遠点を基準にとると、次のように求められます。
  W=∫(∞~a)(GMm/r^2)dr=GMm[-1/r](∞~a)
   =-GMm/a
(ただし、lim(r→∞)(-1/r)=0












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2018年11月7日水曜日

電磁誘導と微積分

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今回は、電磁誘導微積分についてです。




一様な磁場内でコイルを一定の速さで回転させたときに発生する誘導起電力は、微積分を用いて容易に求めることができます。


まず、1巻きのコイルを貫く磁束Φ時間Δtの間にΔΦだけ変化するときの誘導起電力V
       V=-ΔΦ/Δt (ファラデーの電磁誘導の法則)
です。この式は、誘導起電力V磁束Φ時間tに対する平均変化率であることを表しています。

したがって、瞬間の変化率
          V=-dΦ/dt
のように、Φをtで微分することによって得ることができます。


上図のコイルの辺の長さをl, 2rとすると、コイルの面積は2rlですから、コイルを貫く磁束
          Φ=B×2rlcosωt
となります。

したがって、誘導起電力
      V=-dΦ/dt=2Brlωsinωt=V0sinωt
と求められます。(ただし、V0=2Brlω







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2018年11月5日月曜日

フィボナッチ数列

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今回は、フィボナッチ数列についてです。


生まれたばかりの1対のウサギが、生後2ヶ月目から毎月、1対のウサギを産み、生まれた1対のウサギもまた生後2ヶ月目から毎月、1対のウサギを産むとします。

このときウサギの対の数「1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, …」と増えます。この数列は、フィボナッチ数列と呼ばれていて、前2つの項の和が次の項になります。

この数列は自然界にもよく現れ、とても不思議な性質をもっています。この数列において、隣り合う2項の比を計算すると、次のようになります。

13/8=1.625,  21/13=1.615…,  34/21=1.619…,  55/34=1.617…

この比は黄金比と呼ばれる値 (1+√5)/2 に近づいていくことが知られています。











皆さんも、この数列の第20項までを求めて確かめてみましょう。








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2018年11月1日木曜日

ベクトルの内積と仕事

綾瀬個別指導学院(講師編)です。

今回は、ベクトルの内積仕事についてです。








私たちが物を運ぶとき、物が重いほど、または遠くへ運ぶほど、大きな仕事をしたと感じます。しかし、物理という学問では、仕事定義を次のように考えます。


物体にベクトルaで表されるが働いて、物体にベクトルbで表される平行移動が起こったとき、内積abをこののした仕事といいます。


さて、重い物を持ったまま平らな地面をどんなに歩いても、「物を持つがした仕事0だよ」なんて言われたら、困りますよね。実際に上の定義で計算してみましょう。


まず、内積定義は ab=|a||b|cosθ となります。そこで、物体を持ち上げるF[N], 平らな地面を歩く距離をx[m]とすると、なす角θ90°になります。上の定義で計算すると、
         Fxcos90°=F・x・0=0









残念ながら物理における仕事の定義では、「物を持つ力がした仕事は0」になります。









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