今回は、水と水蒸気の体積比についてです。
水から水蒸気に変わると、体積は水の約1700倍になると言われています。なぜそうなるのか確かめてみましょう。
考えやすくするために、標準状態(0℃, 1atm)で1molの水を沸騰させて水蒸気にします。このときの水の質量は18gになります。(水の分子量が18より)
水の場合、体積は1gあたり10^-6㎥(1㎤)ですから、18gなら 18×10^-6㎥になります。
次に、水蒸気の体積を求めます。求めるには理想気体の状態方程式を用います。100℃, 1atmで1molの水蒸気の体積Vは、pV=nRTより
V=1×8.3×(100+273)/1.013×10^5
≒31×10^-3㎥
(ただし、1atm=1.013×10^5Pa, 気体定数R=8.3J/(mol・K)とします)
になります。
実際は、100℃になると体積は若干膨張しますが、ほぼ同じなので18gの水が水蒸気になったと仮定しています。
最後に、体積比を求めると
31×10^-3/18×10^-6≒1722
となります。
確かに、水から水蒸気に変わると、体積は約1700倍になることがわかります。
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