今回は、三角関数と複素数についてです。
2つの複素数 cosα+isinα, cosβ+isinβ を考えます。これらの積を計算すると
(cosα+isinα)(cosβ+isinβ)
=cosαcosβ+icosαsinβ+isinαcosβ+i^2sinαsinβ
=(cosαcosβ-sinαsinβ)+i(sinαcosβ+cosαsinβ)
となり、不思議なことに余弦と正弦の加法定理の式が現れます。したがって、次の等式が成り立つのです。
(cosα+isinα)(cosβ+isinβ)=cos(α+β)+isin(α+β)
この等式を利用すると、次の等式が成り立ちます。
(cosθ+isinθ)^2=cos2θ+isin2θ
(cosθ+isinθ)^3=cos3θ+isin3θ
一般化すると、(cosθ+isinθ)^n=cosnθ+isinnθ, n∊Z となり、これをド・モアブルの定理といいます。
また、次の等式 e^iθ=cosθ+isinθ はオイラーの公式といい、この公式を利用すると、上記の定理が簡単に示されます。
ただし、オイラーの公式は e^x, sinx, cosx の x=0 におけるテイラー展開から導かれます。
ド・モアブルの定理は、数学的帰納法により示すこともできます。
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