綾瀬個別指導学院(講師編)です。
今回は、都立入試の数学大問4の出題傾向についてです。
出題傾向は例年あまり変わりません。問1は毎年、次のような出題形式になります。
「ある角をa°としたとき、別の角をaを用いた式で表せ。」
一見難しく感じるかもしれませんが、使う知識は基礎的なものが多く、比較的易しいです。2017年の問題では珍しく弧の長さが問われましたが、例年は角度を問われます。
問2の①は証明問題になっており、「合同」か「相似」のどちらかが出題されます。証明といっても、書き方の流れは学校の問題と殆ど変わりません。どちらが出題されてもいいように、「合同条件」と「相似条件」をしっかり覚えておきましょう。
問2の②は、面積の比較(一方は他方の何倍か)や線分の長さなどが問われます。最後の問題だけあって、やや複雑な問題になっています。この問題を解くうえで大事なことは、条件からわかることを図に書き入れることです。そうすると何かが見えてきたり、気がつくことが出てくると思います。
出題傾向をしっかり理解して、対策するようにしましょう。
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