2018年5月17日木曜日

平方根の計算

綾瀬個別指導学院(講師編)です。

今回は、平方根の計算です。平方根の計算を学び始めると、多くの生徒が加減と乗除の計算の仕方をごっちゃにしてしまうと思います。

例えば、平方根の乗法なら、√2×√3=√6と√の中の数字同士を掛けてあげればいいのですが、√2+√3=√5としてはいけません。平方根の加減は、√の中の数字同士を足したり引いたりしてはいけないのです。

その理由は、そもそも√2√3全く別物だからです。実際は
√2=1.41421356… (ひと夜ひと夜に人見ごろ)
√3=1.7320508… (人なみにおごれや)
√5=2.2360679… (富士山ろくオーム鳴く)
という感じで具体的な値があります。ですから、√2+√3=√5ではないことがわかります。

このように√の中の数が異なると全く別物なので、わかりやすく考えるには文字に置き換えることです。

例えば、√2=x、√3=yとおくと、√2+√3=x+yと書けます。文字式の計算で考えると、これはもう計算できないですよね。つまり、√2+√3はこれ以上計算できません。

もう一つ例を挙げます。√2+√2を同様に考えます。すると、√2+√2=x+x=2x=2√2となります。

このように考えてみると、少しでも間違いが減るかと思います。








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