2021年6月18日金曜日

数学と物理の境界線 #6「交流と電気振動」

 綾瀬個別指導学院 糸井です。


今回は、交流回路における微積分の応用例を紹介します。



交流電圧 V=V₀sinωt をコイルコンデンサーに加えたときの電流の式をそれぞれ求めてみましょう。まずは、コイルに流れる電流の式です。


コイルに生じる誘導起電力
         VL=-LdI/dt
と表されます。キルヒホッフの法則より V+VL=0 すなわち
         V=-VL=LdI/dt
よって
       dI/dt=V/L=V₀sinωt/L

この式の両辺を積分すると
I=(V₀/L)∫sinωtdt
 =(V₀/ωL)(-cosωt)
 =(V₀/ωL)sin(ωt-π/2)
 =I₀sin(ωt-π/2)



次に、コンデンサーに流れる電流の式です。コンデンサーにたくわえられる電気量と流れる電流関係式
          I=dQ/dt
と表されます。

よって
I=dQ/dt
 =CdV/dt
 =CV₀dsinωt/dt
 =ωCV₀cosωt
 =ωCV₀sin(ωt+π/2)
 =I₀sin(ωt+π/2)








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