理科選択（物理・化学・生物・地学）どれを選ぶか

綾瀬個別指導学院　糸井です。

今回は、高校の理科選択についてです。





理系学生は大学受験に向けて、高2から本格的に専門の内容を学んでいきます。

まず、高校の理科は4分野（物理・化学・生物・地学）に分かれます。大学受験で使える科目は志望する学部・学科によって決まっていて、理学・工学系なら物理・化学、生命・農学系なら化学・生物が一般的です。

高校の理科選択を迷う理系学生は多いと思います。そこで、高校理科の各分野の特徴を説明したいと思います。（ただし、地学は受験科目として使える大学が少ないので省略します。）


・物理
物理は、理科の中では最も暗記が少ない科目です。数学との親和性が強く、原理や法則を理解し、公式を用いた計算が中心となります。

知識が定着すれば得点しやすい科目ですが、定着するまでにはやや時間がかかります。また、途中の計算過程でミスをすると0点になるリスクもあります。数学が得意な生徒にはおすすめです。


・化学
化学は、暗記と計算の割合が1:1くらいになります。理論は計算が中心となり、無機・有機は性質・製法・化学式（構造式）をしっかりまとめて覚える必要があります。

有機は計算をともなう複雑な問題もあるので、計算力が高く暗記が得意な生徒にはおすすめです。


・生物
生物は、暗記の割合が8割を占めます。出題範囲が広く、まずは教科書中心に一通りまとめておく必要があります。簡単な計算問題もあるので、解法を身につけておく必要もあります。

比較的高得点を狙える科目ですが、論述問題もあるので慣れていないと難しい部分もあります。暗記が得意な生徒にはおすすめです。







各分野の特徴をしっかり理解して、志望校や学部・学科を考えて理科を選択しましょう。

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