綾瀬個別指導学院(講師編)です。
全体的には、問題数も出題構成も例年通りでした。しかし、2乗に比例する関数の出題がなかったことは異例でした。では、各大問ごとに振り返ります。
大問1は、正負の数、文字式、平方根、一次方程式、連立方程式、二次方程式、確率、円周角、作図でした。概ね例年通りでした。この出題構成は、一昔前の王道パターンだったと思います。全体的に易しかったと思いますが、確率は、全ての場合の数を正しく書き出せたかどうかがポイントだったと思います。
大問2は、図形と規則性の問題でした。問1は正方形の組み合わせであり、選択問題だったので易しかったと思います。問2は円の組み合わせだったので、正六角形の作図の知識や、おうぎ形の知識が必要になり、やや難しかったと思います。
大問3は、一次関数と図形の問題でした。問1の座標と問2①の直線の式は易しかったと思います。問2②の座標の問題も文字で置いて考える典型的なパターンであり、三角形の面積を文字式で表して方程式をたてる比較的易しい問題だったと思います。
大問4は、平面図形の問題でした。問1の角度と問2①の相似の証明は易しかったと思います。問2②の問題は、三角形の相似比を駆使し、複数の相似な三角形に着目し、面積比を用いて考えていかなければいけないので、やや複雑な難しい問題だったと思います。
大問5は、空間図形の問題でした。問1の長さは、三平方の定理から求められるので易しかったと思います。問2の体積も典型的なパターンであり、高さの求め方がわかるかどうかがポイントだったと思います。
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