2019年3月4日月曜日

平成31年 都立入試 理科 総評

綾瀬個別指導学院(講師編)です。


全体的に、問題数も出題構成も例年通りでした。では、各大問ごとに振り返ります。


大問1は、細胞、星の動き、電流と磁界、地質年代、イオンとpH、光の反射と屈折、物質の循環でした。例年通り4分野からまんべんなく出題されました。全体的に基本問題であり、易しかったと思います。


大問2は、イオンと蒸留、消費電力と発熱量、血小板の働き、雲のでき方と寒冷前線でした。こちらも例年通り4分野からまんべんなく出題されました。全体的に易しかったと思います。問1の、ろ紙を用いたろ過では食塩水中の食塩を取り除くことができない理由は、普通に考えれば正しい答えを選べたと思います。


大問3は、地震に関する問題でした。問1、問2はそれぞれP波とS波の伝わり方の違いや、震源からの距離とPS時間の関係について問う基本問題であり、易しかったと思います。問3初めての出題形式でした。穴埋め数値適切な語句記述する問題でした。緊急地震速報主要動の到達同時受信した時の震源からの距離を求める問題で、S波の伝わる速さを求めたり、表のデータを見ながら考えるため、やや複雑な難しい問題だったと思います。問4は、日本付近のプレートの知識と資料から読み取る問題であり、易しかったと思います。


大問4は、植物のつくりと遺伝の規則性の問題でした。問1、問2はそれぞれ植物のつくりと分類優性の法則を問う基本問題であり、易しかったと思います。問3は、例年通り仮説の問題でした。しっかり文章を読んで、メンデルの実験による遺伝の規則性をしっかり理解していれば、比較的易しかったと思います。


大問5は、銅と酸化銅に関する問題でした。問1、問2、問3はそれぞれ定比例の法則銅と酸素の反応モデル酸化・還元の知識を問う基本問題であり、易しかったと思います。問4計算問題でした。残った酸化銅の質量を求めるのに、はじめの全体の質量残った物質の質量比較して、発生した二酸化炭素の質量を求めて、それから酸素、銅の質量を求めて、最後に酸化銅の質量が求まるものでした。計算過程やや複雑な難しい問題だったと思います。


大問6は、物体の運動とエネルギーの問題でした。問1、問2、問3はそれぞれ重力の向き平均の速さ力学的エネルギーの変化の知識を問う基本問題であり、易しかったと思います。









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