2019年1月24日木曜日

都立入試 理科 大問6(電気回路)

綾瀬個別指導学院(講師編)です。

今回は、都立入試理科の大問6(電気回路についてです。









電気回路計算問題もよく出題され、苦手にしている生徒が多いです。
理由は、公式だけ暗記していて回路に関する理解が乏しいからです。

電気回路の計算でよく使われる公式
    オームの法則 V=RI  V:電圧 I:電流 R:抵抗
です。

しかし、この知識だけでは入試問題は解けません。

もう1つは、回路に関する知識必要です。回路には2種類あります。直列回路並列回路です。


直列回路では、各抵抗に流れる電流等しく各抵抗に加わる電圧の和電源の電圧等しくなります。

並列回路では、各抵抗に流れる電流の和電源から流れ出る電流等しく各抵抗に加わる電圧等しくなります。


多くの生徒がしてしまう間違いの例は、次のようなパターンです。

直列回路において、電源の電圧3v, 回路に流れる電流0.1A, 電熱線の抵抗10Ωのとき、モーターの抵抗の大きさを
           3÷0.1=30Ω
と求めてしまうことです。

これは間違いです。直列回路において、各抵抗に流れる電流等しいですが、各抵抗に加わる電圧等しくありません。

ですから、まず電熱線に加わる電圧を求めます。
           10×0.1=1v
と求まります。

直列回路では、各抵抗に加わる電圧の和電源の電圧なので、モーターに加わる電圧
           3-1=2v
と求まります。

よって、モーターの抵抗の大きさは
           2÷0.1=20Ω
と求められます。











公式と回路の仕組みをしっかり理解して、正しく計算できるようにしましょう。









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