2018年5月19日土曜日

体重計の不思議

綾瀬個別指導学院(講師編)です。

今回は、体重計の不思議です。皆さんは体重をどこで量っていますか?一般的には家ですよね。それ以外にも健康診断などで量りますよね。

当然、体重計は自分の体重をどこでも正しく量ってくれると思いますよね。しかし、実は違うのです。体重計は量る場所や状況によって、示す値が異なるのです。

そもそも、体重とは体の質量であり、質量は場所によって変わることはありません。では、なぜ異なってしまうのか。

その理由は、体重計の多くはばねばかり式で、重さ(N)を質量(kg)に換算することで、体重としての値を表示するからです。

では、具体的な例を紹介します。1つ目は、月面上で量ったときです。こんな場所で量ることはまずないですが、理論上の話です。月面上での物体の重さは地球上に比べておよそ1/6倍です。

そこで、質量6kgの物体の重さは、地球上では59Nですが、月面上では9.8Nとなります。体重計はこの重さを質量に換算するので、示す値は1kgとなるのです。

2つ目の例は、エレベーターの中で量ったときです。これもまずありえないですが、実際に確かめることはできますね。体重50kgの人がエレベーターの中で量った場合を考えます。まず、停止時における体重計の示す値は50kg変わりません。

次に、エレベーターが上昇し始めた時の加速度を4m/s^2とすると、人が受ける重さは690Nとなり、体重計の示す値は70kgとなります。

このことは、高校物理で詳しく学びます。興味のある方は慣性力について調べてみてください。








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