2020年2月27日木曜日

令和2年 都立入試 理科 総評

綾瀬個別指導学院 糸井です。

全体的には、出題構成が大きく変わりました。大問12問減り、大問2以降が全て4問ずつ出題されました。また、完答問題4問出題されたため、その点ではやや難化したと思います。しかし、大問4での仮説問題が出題されず、計算問題でも特に複雑化された問題がなかったため、全体的には易化したと思います。では、各大問ごとに振り返ります。



大問1は、有性生殖と発生、塩酸の電気分解、仕事と仕事率、火成岩と鉱物、酸化銀の分解でした。例年通り4分野からまんべんなく出題されました。全体的に易しかったと思います。


大問2は、飽和水蒸気量と露点、水溶液の状態変化、光の反射と像、無セキツイ動物でした。こちらも例年通り4分野からまんべんなく出題されました。全体的に易しかったと思います。


大問3は、太陽の動きの問題でした。問1は、日の入りの時刻長さの比から考える問題であり、易しかったと思います。問2は、南半球における太陽の動きの問題であり、北半球真逆のものを選ぶだけだったので、落ち着いて考えれば比較的易しかったと思います。問3理由を書く問題は、問題文に書かれている言葉そのまま使えば書きやすかったと思います。問4は、冬至の日南中高度の問題であり、ただ求め方を暗記しているだけでは解けず、模式図の理解が必要でした。緯度や地軸の傾きがどの角度なのか模式図から考える必要があったため、やや難しかったと思います。


大問4は、消化酵素の働きの問題でした。問1から問3はそれぞれ、デンプンとタンパク質の分解についての問題であり、比較的易しかったと思います。問4は、小腸の柔毛の働き理解しているかがポイントだったと思います。


大問5は、物質の性質の問題でした。問1は、問題文よく読めば適切な答えを選べたと思います。問2は、炭酸水素ナトリウムを加熱して発生する二酸化炭素に関する問題であり、易しかったと思います。問3は、塩化ナトリウムの電離の問題であり、易しかったと思います。問4は、溶解度を比較すれば水溶液Pの溶質がわかり、溶解度の差から取り出せる結晶の質量容易に求められたと思います。


大問6は、電流とエネルギー変換の問題でした。問1は、電圧電流の大きさの関係をグラフ化し、回路に流れる電流を求める問題であり、オームの法則を用いて求められるので易しかったと思います。問2は、直列のときと並列のときの電流の大きさを簡単な整数の比で表す問題であり、直列のときは回路に流れる電流等しいですが、並列のときは回路に流れる電流各抵抗に流れる電流の和等しいことがポイントだったと思います。問3は、発熱量の問題であり、ジュールの法則を用いて求められるので易しかったと思います。問4は、電熱線の性質エネルギー変換の問題であり、易しかったと思います。












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